【警戒】PayPayアプリへの直接誘導?未払い料金を装う最新フィッシング詐欺の手口
2026年4月現在、PayPayアプリの送金機能を悪用し、未払い料金の支払いを装って直接金銭を騙し取るという、巧妙かつ新しいタイプのフィッシング詐欺が急増しています。
これまでのフィッシング詐欺は「偽のWebサイトにクレジットカード情報を入力させる」ものが主流でしたが、今回の手口は「本物のアプリで送金させる」点に大きな特徴があります。
最新の手口:PayPayアプリへの直接誘導
フィッシング対策協議会等の報告によると、以下のような流れで被害が発生しています。
1. 偽の通知メール(SMS)が届く
「通信料金の未払い」「サービス停止のお知らせ」といった緊急性を煽る内容でメールが届きます。 主な件名の例:
- 【PayPay】3月分通信料金の引き落としに失敗しました。
- 【最終確認】ご請求金額のお支払いが未完了です。
- 2026年3月分サービス停止のお知らせ(料金未払い)
2. PayPayアプリ(送金画面)への誘導
メール内のリンクをクリックすると、ブラウザではなくPayPayアプリが直接起動し、特定の相手への「送金画面」や「支払い画面」が表示されます。
3. 送金の実行
ユーザーは「公式アプリが開いたから安心だ」「未払い料金を支払わなければならない」と思い込み、表示された金額をそのまま送金(支払い)してしまいます。しかし、その送り先は詐欺グループのアカウントです。
なぜ騙されてしまうのか?
- 本物のアプリを使用する: 偽サイトではなく、スマホにインストールされている「本物のPayPayアプリ」が開くため、疑いを持ちにくくなります。
- QRコード・リンクの悪用: PayPayが提供している正規の送金用リンク(
qr.paypay.ne.jp/...)を悪用しているため、URL自体も一見正規のものに見えます。
被害を防ぐための対策
1. メールのリンクを安易にクリックしない
料金未払いなどの重要な通知が届いた場合は、メール内のリンクからではなく、ブックマークした公式サイトや、ホーム画面から直接開いたアプリ内の「お知らせ」から確認することを徹底してください。
2. 支払い先を確認する
PayPayアプリが開いた際、支払い先が「個人名」や「見知らぬアカウント」になっていないか必ず確認してください。公共料金や大手サービスの支払いが、個人の送金機能で行われることは通常ありません。
3. メールの安全性を確認する
正規のメールにはアイコンが表示される「ドメイン認証(DMARC)」などの機能を活用し、送信元が正当な組織であるかを確認してください。
もし被害に遭ってしまったら
万が一、詐欺グループに送金してしまった場合は、以下の対応を速やかに行ってください。
- PayPayカスタマーサポートへ連絡: 不正利用の申告を行います。
- 警察への相談: 最寄りの警察署、またはサイバー犯罪相談窓口に相談してください。
ネット詐欺の手口は日々進化しています。常に最新の情報をチェックし、「まずは疑う」姿勢を持つことが大切です。

